三十路太の株主優待・趣味日記

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映画レビュー:黒い司法 0%からの奇跡


皆さんこんにちは。


本日は映画レビューを。
鑑賞した映画はこちらで
【黒い司法 0%からの奇跡】
感想はネタバレ有りになります。


あらすじ
黒人への差別が根強い1980年代の米アラバマ州。犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士のブライアンが立ち上がるが、仕組まれた証言や白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫など、数々の困難に直面する。


映画館に観に行きたかったのですが日程が合わず観に行けなかったのですが
アマゾンプライムで配信されていたので鑑賞。(アマプラ有難う)


以下ネタバレありになります。


本作を鑑賞して思う事は
「人種差別と法を扱う者の責任の重さ」です。


黒人の被告人ウォルターは白人の女性を殺害した無実の罪を着せられ収監されています。
証拠もでっち上げられ有罪にされ、弁護士には弁護費用を持って逃げられ希望を失っているウォルターの前に新人弁護士のブライアンが手を差し伸べます。


ブライアンが弁護士として法廷に立ち、検察側が証拠としていた証言もある意味での拷問の上法廷で証言させている事を突き止めそれを覆した先にも差別の為控訴を取り下げる等中々暗い面が多いです。
最後には検事も正義を実行するためウォルターの起訴取り下げに同意し晴れてウォルターは
無罪になります。


あらすじにある冤罪で死刑宣告されたウォルターを助ける事が大枠になりますがメインで出てくるウォルター以外の登場人物でレイという囚人も冤罪で死刑宣告された人物で検事から「有罪は顔でわかる」というとんでもない恐ろしい理由で捜査も裁判もまともにされず死刑判決になり服役している人物です。
あまりに恐ろしい内容ですが、もっと恐ろしいのはこの話は大昔ではなく現代である事。
エンドロールでレイも無罪判決となり釈放されますが2015年に釈放されるまで約30年収監されていました。


実際に差別の問題は私が思うよりもずっと根深い問題だとは思います。
ただ黒人だからという理由で有罪や死刑判決が簡単に出ている事
もしかしたら現在でも露骨なやり方ではないにせよ、同じ様な事がおきているかもしれない
恐怖を感じました。


差別をしてはいけないとは普段から多方面で話がでますが、その中でも法を扱う者が
暴走・偏った認識の下動いていると、非常に大きな過ちを気づかない若しくは平気で見過ごすという恐ろしい事態になる事を痛感する映画でした。


暗い内容の映画ではありますが、観終わった後考えさせられる内容になっています。
時間がある時に皆さんもどうぞ。